次から次へと続出する問題
EC業界は変化のスピードが非常に早く、新しい技術が次々と生み出され、前触れもなく競合が現れます。
技術への対応、競合にシェアを奪われる、コロナ禍、円安等、問題のオンパレードです。
ネットショップにら限らず、仕事とは、問題を課題として認識し、課題解決に取り組む、この連続であるといっても良いでしょう。
本日は、ネットショップにおける課題解決に対する正しいアプローチを話したいと思います。
課題解決の正しいアプローチとは
まず、現在のビジネスモデルに存在する問題をあぶり出します。
- 想定していたアクセスが集まらない。
- 特定のブランドで売上が下がった。
- 転換率が上がらない。
- 転換率が下がった
- 目標売上に届かない
- フック商品が動かなくなった
- コロナ禍で市場がシュリンクした
- 円安で仕入れが高くなった
- 仕入先が倒産した
そういう問題を認識して、解決すべき課題として社内で共有することがスタートです。
次にこれらの問題に優先順位をつけます。
最も優先して取り組まなければならない課題を決めて、期限を設定します。すると問題はただの課題(タスク)に変わります。このタスクをこなすこと(課題解決すること)が売上につながるのです。
さて、我々は問題点をあぶり出し、取り組むべき課題のゴールとスケジュールを決めました。
次のアクションはなんでしょうか?どうやってアプローチするのが正しいのでしょうか?
課題をアイデアで満たす
課題解決のための正しいアプローチは、ただひとつ、タスクカードを「アイデア」で満たすことです。
我々の頭から出てくる「アイデア」だけが、課題を解決するための唯一の方法であり、「アイデア」が売上を作っていくのです。
以下は、シリコンバレーで数々のスタートアップ企業が取り入れてきた「アイデアフロー」という概念の要約です。
僕はこの本を読んで目から鱗が落ちる思いでした。
日々ネットショップの問題に振り回されている店長さん達に是非知ってほしいと思います。
画期的な概念「アイデアフロー」とは
「Ideaflow = idea/time」
スタンフォード大学. D.Shool ジェレミー・アトリー、ペリー・クレバーン著
原則1:アイデアは「質」より「量」である。
アイデアはアウトプットしないと評価することができない。「質」を求めるあまりアイデアを出すことにためらう、批判を恐れてアイデアを出さない、それらが、多くの企業でアイデアが枯渇する原因である。アイデアに関しては質より量に転換するべき。
原則2:アイデアはアナログが重要である。
アイデアの多くはひらめきであるが、ひらめきは一度しかやってこないこともあるし、多くは不完全な状態でやってくる。ひらめきをすぐに書き留める習慣をつけることが重要である。
書き留めるには紙とペンが最も早いのであるから、アナログで書き留めることを推奨する。
原則3:アイデアは 3S(Seed、Sleep、Solve ※種まき、睡眠、解決)から アイデアは 3 つのステップから生まれる。
- 1. 種まき(Seed)——問題を選んで、それについて研究する。
- 2. 睡眠(Sleep)——潜在意識に問題を処理させる。
- 3. 解決(Solve)——問題をアイデアで満たす。
種まき(Seed)
問題(課題)に優先順位をつけ、ひとつ選び、それについて研究する。自社商品を改めて勉強し、市場を調査し、競合の動向を調査する。様々な手法(ヒートマップ分析や SWOT分析)を使ってもよいだろう。だが、この時点でアイデアはまだ出てこない。アイデアが出るまで研究をするのではなく、潜在意識に何を解決するべきか分からせるために研究をするのである。
睡眠(Sleep)
脳は、課題の重要性と優先順位を判断できないが、種まきすることで、脳は優先すべき課題の重要性を潜在意識レベルで認識する。すると、寝ている間に潜在意識が問題を高速で処理する。アインシュタインは夢の中で、光と自分が同じ速さで動く夢を見て、相対性理論のヒントを得た。ポール・マッカートニーは夢の中で聞いたメロディを元にして名曲「Yesterday」を書いた。
解決(Solve)
潜在意識が処理した問題は、朝目覚めたあと、突然ひらめきとして降臨する。何気ない同僚との会話の中に、入浴中に、運転中に、やや不完全な形でやってくる。創造性とは無から有を生み出すことではなく、脳のストックから異なる 2 つ以上の事象を結びつけるだけである。要は既存の要素の新しい組み合わせである。スティーブ・ジョブスはパソコンと電話をくっつけて iPhone を誕生させ、ソニーはカセットプレイヤーとイヤフォンをくっつけてウォークマンを生み出した。あとはそのひらめきをアウトプットして、アイデアという形にするだけである。
完全に創造的である必要はない
以上が「アイデアフロー」の概念の要約です。
我々ネットショップのマーケターは、完全に創造的である必要はなく、他社のアイデアを拝借しアレンジすることで、創造性を生み出すことができます。
要は後出しジャンケンです。ただし、他社も我々と同じことができるわけですから、常にじゃんけんを出し続ける必要があります。
もし、他社が真似できないサービスや、商品を作ることができたなら、それは完璧な創造性を発揮したことになるのでしょう。
その場合、長期に渡って利益を生み出すことができます。
問題を提起し、優先順位をつけ、課題に(3S)で取り組み、アイデアで満たし、最も優れているアイデアを実行する。
「アイデア」は売上を上げるだけでなく、我々がこの業界で勝残っていくための強力な武器です。
以上、僕たちネットショップのマーケッターが、アイデアにいつも満たされていますように、願っています!

スタンフォードの人気教授が教える 「使える」アイデアを「無限に」生み出す方法


