ネットショップは土日祝日の営業はするべきでしょうか?
土日も営業した方が売り上げは上がる
結論から言うと、土日も営業した方が売り上げは上がります。
ネットショップは365日24時間ずっと注文を取り続けてくれる優秀なクローザーです。であるならば、人間は土日休んでも売り上げに影響しないのでは?と思いがちです。
実際、2000年代は土日休みでも、ほとんど売上に影響なかったと思います。土日に溜まった注文を、月曜日に出荷する、この運用でなんの問題もありませんでした。
僕も土日休みたくて、この商売を選択したくらいです(笑)
客商売なのに土日休み!夕方には終業!営業もしなくていい!やっほーい!って感じです。
顧客の配送サービスレベルへの要求が上がってきた
しかしながら、2010年代から様相が変わってきました。
ネット通販がコモディティ化するにつれて、顧客の配送サービスレベルへの要求が上がってきました。
「明日欲しいんですけど」はまだいい方です。お届けする場所によっては対応できます。
「今日の夕方までに届けて欲しい」なんて言われると、「は?」って言いたくなります(笑)
カスタマー担当者が受話器を投げつけたくなるような、要求が増えてきました。
翌日配送があたりまえに
そこへきて、楽天市場が「あす楽」あ、Yahoo!ショッピングが「あすつく」、Amazonが「プライム配送サービス」を開始し、翌日配送を顧客へのメリットとして訴求するようになりました。
それらのモールでは、出荷のリードタイムが短い商品、あるいは店舗を優遇するルールを出店者に課すようになりました。
翌日に届く商品が、よりユーザーの目に留まりやすいようになったのです。Amazonでは、土日に出荷する店舗しかプライムマークを与えないようになり、Yahoo!ショッピングは、土日出荷できない店舗の商品は、金曜日の締め時間をすぎると、検索結果の順位を落とすということを始めました。
土日出荷を顧客に訴求するようになってきた
こうなると、当然ですが、土日に出荷する体制を整える店舗も現れてきます。
土日も出荷しますよ!というのが顧客に訴求できるようになったのです。
土日に出荷するためには、人員を増やし、シフトを組むしかありません。
土日定休日の店舗からすれば、まったく冗談じゃないぜって感じです。
かくいう僕の運営する店舗は、どうなんだって話ですが、いまだに土日休みです(笑)
土日も仕事ありますって条件で求人出しても人集まらないですし、土日を営業日にすると、今いる社員が文句言います(笑)文句言うなって思いますけど、言えません。。。
土日に休んでも出荷できる
でも、出荷業務をアウトソーシングしたり、Amazonや楽天のフルフィルメントサービスを利用することで、土日定休日でも、土日出荷できるようになってます。
ですので、土日は定休日でも構わないですが、出荷だけはできるようにしておくといいと思います!
以上、ネットショップの土日営業にまつわる、ぶっちゃけ裏話でした!